一宮たねまき会が発足して初のイベントとなった「大豆たねまき体験会」。
たくさんの方にご参加いただき、“一宮たまり醤油プロジェクト”の主原料となる大豆のたねまきを行いました。。
このプロジェクトは、一宮市の市制100周年を記念した市民チャレンジ事業の一環になります。
自分たちが住んでいるまわりにたくさんある「耕作放棄地」をどのように利活用できるのか!?という課題に向き合う第一歩となり、また近隣地域に住む人たちもできるだけ興味を持っていただき、且つ少しでも興味を持っていただいた人たちを巻き込んで活動ができるよう、試行錯誤しています。
自分たちの手で栽培した食材がどう変わっていくのか、皆さん興味津々で参加されていました。
● 一宮たねまき会の畑には「名前」が一枚ずつ付けられています。イベント用の畑は“ぴよぴよファーム”。持ち主さんが鶏をヒヨコの時から飼っているとのことで、その名前が付けられています。
● お一人ずつ大豆をまいていただくため、紙コップに小分けにしたものを準備しました。機械を使ってまくことも簡単にできるのですが、まずは人力でひとつ粒ひと粒丁寧に作業していただきました。
● 参加者の皆さんはどうやって大豆を畑にまくのか!?知らない方がほとんどです。しっかり説明を受けてから作業を行っていただきました。特に間隔は大事で、今回密にし過ぎてしまい、ちょっと失敗だった気がします。
● クネクネにならないよう、畑にヒモを張って、一列ごとに大豆をまきました。皆さん初めてですので、ドンドン大豆の間隔が狭くなってしまいます。ただその辺りもワークショップ形式の良いところと思いました。
● 最後は秘密兵器の登場です!!「種まき機ごんべえ」という種をまくことに特化した手押し車です。いろんな型式があり、今回は大豆のため少し調整して使用をしました。1列分がアッという間に完了しました。便利!!
● 最後に、自分の手でまいた列に「My Farm」の名前を考え、札を付けることにしました。収穫体験も行う予定でしたので、目印になるものがあった方が良いという考えでした。
● たねまきの他、収穫した小麦を「唐箕(とうみ)」に掛けて選別も行ってみました。ハンドルをぐるぐる回すと風が発生し、比重の軽い葉っぱなどのクズが飛ばされる・・という仕組みです。
● 完璧、という訳にはいきませんでしたが、ある程度小さいものは飛ばされたようです。茎の一部など大きめのは手で取っていきます。これを何回か繰り返すことにより、小麦の粒とクズの選別ができます。
● 小麦といえば!「小麦のストロー」も忘れてはいけません。最近、商品としての販売も見かけるように。実際使ってた感想、耐久性は劣るものの、口触りなどは一般のストローと変わりがありませんでした。
● 大豆の種まきや小麦選別など、初めてのイベント多くの方にご参加いただきました。
● 中日新聞 2021年6月21日(月) 尾張版掲載